住宅の湿度と気密性を重視し、住宅に関する問題を改善して生まれた建築工法で、「人」と「家」と「環境」のすべてに優しく、長期間、快適に安心して住める高機能省エネ住宅が「ファースの家」。
ファースの家は、新築してからおよそ90年もの長期にわたり大規模な改修を必要としない、国が定める品質確保促進法の劣化対策で最高等級認定を受けている建築工法です。
快適な住まいは「湿度」と「気密性」を常に保って過ごす為には、「温度」「湿度」「空気の洗浄」「空気の流れ」の要素のバランスがとても大切です。ファースの家はこれら4つの要素のバランスをコントロールした快適な健康住宅です。これによりファースの家は一年を通して「冬は暖かく」「夏は涼しい」過ごしやすい環境が常に整っています。また、過ごしやすさだけでなく高気密・高断熱の性能から光熱費を極力抑えた省エネ住宅となっています。
[ファースの家]の開発は今からおよそ30年ほど前、1981年(昭和56年)にさかのぼります。公的な住宅建築の仕様書に基づき、試行錯誤をしながら注文住宅を建設していたときに、「湿気」「日本の気候」「気密性」など様々な課題が浮き彫りになりました。
台所、トイレ、洗面所、浴室などの水回りから、押し入れ、壁や床下の中などの断熱材が「湿気」を含んでしまうという問題。
日本の夏は気温35℃以上、湿度は85%と高温多湿!
冬は氷点下、湿度20%程度と低温低湿!
特に山形の冬は雪も多く、さらに過酷な気候条件となります。
このように寒暖の差が激しい気候は四季のある日本特有の気候です。
欧米や北欧などとは気候の違いから同じ建築技術を採用していたのでは日本の気候に合った家には適さないというのが現実でした。
同じ家の中でお部屋ごとに室温はバラバラなのは家全体の「気密性」の問題があります。窓やドアの隙間などからエアコンからでる暖かい空気や冷たい空気が漏れてしまうまたは、外気が入り込んでしまうのが大きな原因です。
これら住宅に関する問題は住み始めてからの「快適性」「省エネ」「住宅の耐久性」に大きく関わる問題となっていました。
こうした問題を改善し
「お客様に本当に喜んでもらえる家をつくりたい!」
「自信を持ってお勧めできる家を建てたい!」
との信念から、これら様々な住宅建築に関する問題を改善できる技術として開発された建築工法が「ファースの家」です。
通常、日本の住宅の寿命は30年と言われていますが、日本には100年以上もの長きに亘り住み続けられてきた家「茅葺き(かやぶき)屋根の家」があります。この茅葺き屋根の「水分をコントロールする性能」に着目し、長期間、健康的に暮らせる高機能な住宅として誕生したのが「ファースの家」です。
室内の温度と湿度を自然に最適な状態にコントロールする機能が備わった茅葺き屋根の家